・オレンジや赤色・黄色になったときの原因と栄養について
・ピーマンの変色を防ぐ方法や常温・冷凍での保存方法
ピーマンの変色は食べられる?
ピーマンが変色してしまった場合、
食べられるかどうかですが答えは
”食べられる”
です‼
ピーマンといえば緑色ですが、変色をして例えばオレンジ色や赤色になったとしても、次の項目で説明をする追熟という現象が起こっているからなんですね。
ですので、安心して食べても大丈夫です!!
ただし、
・ピーマンの色が黒色や茶色になってしまっている
・切り口が黒い、表面にしわができてかピカぴしている
・実がぶよぶよと柔らかくなっていたり異臭がする
等の場合は完熟を超えてピーマン自体が傷んでいる可能性がたかいです…!!(^^;)
また、斑点や傷があるピーマンも収穫されてから鮮度が落ちている証拠なので要注意です
では、赤色や黄色など変色をしてしまったピーマンですが、そもそもなぜそういった変色が起こってしまうのか、疑問に思いませんでしょうか。
次の項目では、なぜピーマンが変色してしまうのか、また栄養価はどれくらい変化するのかなどをご紹介したいと思います。✨
オレンジや赤色・黄色になる原因は何か
なぜピーマンはオレンジや赤色・黄色になったりと徐々に変色をしていくのでしょうか。
いつも見ている色が緑色なので、変色をするとどうしても腐ってしまったのか、傷んで食べれなくなってしまったのかと不安になりますよね~(^^;)
ですが、ご安心ください!
ピーマンが売られている際のスーパーなどで見かける状態のものは、まだ未成熟で緑色の色素である葉緑体の色が残っているんですね。
さらに、ピーマンは収穫後にも追熟(一定期間を置くことで味や品質が高まる)という現象が起きます。
この追熟という現象のなかで、葉緑体が壊れ同時にカプサチン(赤色の色素の名称)が増えることによって変色が起こります。
最終的には、
へと追熟していきます。
いかがでしょうか?ピーマンの変色って、別に傷んでいるわけではなかったんだ!とおわかりになったあなた、むしろ赤くなるまでちょっと待つくらいがいいのかもしれませんね。
とはいえ、傷んでいるわけではないけれど、追熟して本当に栄養価が高くなるのかな、と私も疑問に思いました。
調べてみると、なんと驚きの結果がわかりました、、、‼‼‼
オレンジや赤色・黄色になったときの栄養はどうなっている?
ピーマンがオレンジや赤色・黄色になったときの栄養価についてはどのように変化するのでしょうか?
変色するまで待ってもあんまり変わらないなら、サクッと食べちゃおうという気にもなってしまいますからね。。汗
気になる栄養価ですが、以下のように変化することがわかっています。
緑ピーマン(100g当たり)
ビタミンC含有量:76㎎
β-カロテン含有量:400μg
黄色ピーマン(100g当たり)
ビタミンC含有量:150㎎
β-カロテン含有量:200μg
赤色ピーマン(100g当たり)
ビタミンC含有量:170㎎
β-カロテン含有量:1100μg
結構変わっていますね!特に、β-カロテン(ビタミンAに変化し目の機能維持をする栄養素)が緑ピーマンと大きく変わっており、その差はなんと約3倍の増加になります…!赤ピーマン恐るべし、、、
また、コラーゲン生成にかかわるビタミンCも若干ではありますが追熟によって栄養価が高くなっていることがわかりますね。
さっきまで、「変色してしまったらもう食べられなくなってしまう」と思っていたのですが、あまり気にしなくていいことがわかってきましたね✨
ピーマンの変色を防ぐ方法はある?
ピーマンの変色でオレンジ色や黄色・赤色に変色をしても、栄養価が高くなっておいしく食べられることがわかりましたね。
でも、やっぱりピーマンは緑じゃなきゃ!!とお思いの方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けてピーマンの変色を防ぐ方法を調べてみました。
その方法はとっても簡単でした!!✨
〈ピーマンの変色を防ぐ方法〉
①スーパーなどで買ってきたピーマンを水洗いしてキッチンペーパーなどで水分をふき取る
②ラップできっちり包んでジップロックに入れて密封した状態で野菜室で保存する
これだったら、ずぼらな私でもできそうです笑
追熟というのも、空気に触れることで過程が進むようになっているので、ジップロックなどに密閉して保存することがピーマンの変色を防ぐ方法になるのではないかと思います!
ピーマンの常温・冷凍での保存方法は?
冷蔵庫での保存方法は先ほど解説したものでばっちりですね!!
他にも保存法としては常温で保存しておきたい、また冷蔵庫で保存しておきたいといった要望もあるかと思います。
〈ピーマンの常温での保存方法〉(約1週間)
ピーマンについては、基本的に常温保存で問題ないと言われています。
そして理想を言えば、新聞紙に包んで風通しのいい冷暗所で保存をすることで鮮度を保ちやすくなります。
〈ピーマンの冷凍での保存方法〉(約1カ月)
①そのまま冷凍する場合
生のまま冷凍をする場合は、ピーマンを先に切っておきましょう!
細切りや乱切りなど使いやすいようにカットした後は、キッチンペーパーなどで水分を取り除き、キッチンペーパーを包んだままできるだけ重ならないように容器に入れて冷凍します。
②加熱してから冷凍する
加熱しておくと、変色を防いだ状態で保存することが期待できます!
方法はそのまま冷凍するときと同様にカットして、その後1分ほどゆでた後水気をとって重ならないように容器に入れて保存します。
以上、ピーマンを冷凍する方法をご紹介しましたが、冷凍をすることでいろんなメリットがあります。
・独特の苦みが減る
・色が変色しない
・保存期間が伸びる
お子さんでも苦みや味が苦手といった子もいると思いますが、あえて冷凍をすることで食べやすくなるかもしれません!
以上、ピーマンが変色してしまった場合は食べれるのか、また原因や栄養価の変化、保存方法などをご紹介させて頂きました。
これで皆さんもピーマンについておいしく食べるコツがわかったのではないでしょうか。是非、日常でもお役立ていただければ幸いです✨
今回も、最後までお読みいただき本当にありがとうございましたm(_ _)m
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